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加納尚明のつぶやき日記

加納尚明のつぶやき日記

組織運営の3つのYES(2004.12.30 UP)




   ~~~ 積極的な活動を生む組織運営とは? ~~~

どうしたら会の活動がもっと活発になるのだろうか?どうしたらみんながもっと積極的に活動してくれるのだろうか?そんな悩みを抱いたことがある人は多いのではないだろうか?企業も市民活動団体も組織として活動するものは全てこの「組織運営」の悩みを持っているのではないだろうか?

札幌チャレンジドは、運営委員会が全体の組織(事業)運営の方向性を定め、重要且つ継続的な取り組みは、プロジェクトを設立し、プロジェクトがほとんどの権限を持ち、企画立案・実行部隊となる。現在、5つのプロジェクトがあり、プロジェクトには必ず複数の運営委員が参加している。

札幌チャレンジドの運営は比較的上手く進んでいると思っていたのだが、あるプロジェクトと運営委員会との間に「壁」「不信感」のようなものが徐々に漂い始めた。『これはまずいなあ・・・』と思い、先日、そのプロジェクトの定例会議に初めて出席した(代表であってもプロジェクトメンバーではないので通常は定例会議などには参加しない)。
本音で5時間かけてプロジェクトメンバーと議論をして「壁」「不信感」を取り除け、一件落着となったのだが、組織運営の基本としていくつかのことを改めて実感した出来事であった。

組織は生きものであり常に変化していく。団体が違えばその組織運営も異なるが、次の質問に常に『yes』と答えられる運営組織を維持することが、活発な活動・積極的な活動を生み出す団体なのだと思う。

○ 運営メンバー間での情報の共有(情報に対する相互理解)ができている
○ 運営メンバー間にお互いを尊敬しあう信頼関係ができている
○ 個々の活動においてリーダーが存在し、その役割を実行できている

たった三つのことなのだが、運営メンバー全員が常にこの三つのことに『yes』と答えられるようになるには、普段の意識の持ち方が大切である。
活性化した組織の継続は、役割意識の継続によってもたらされる。そして重要なのは役割意識を継続して持つことは「義務」ではない。「能力」なのである。

                     (北海道のNPO総合情報誌 えぬぴおん第9号に寄稿)






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